●坐骨神経痛索引
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| 坐骨神経痛の予防について |
繰り返しとなりますが、坐骨神経痛とは坐骨神経の圧迫によって生じる神経痛です。 そして坐骨神経痛とは「単独」で発症する病気ではなく、腰の病気に伴って併発する「症状」です。
ここでは坐骨神経痛を「引き起こす疾患」と「疾患外の要因」について説明をします。
| A不摂生 | B年齢によるもの | C心理的な要因 |
坐骨神経痛は主に椎間板ヘルニア等の腰痛 疾患で併発する1症状ですが、実は若い頃の栄養の取り方1つで坐骨神経痛発症のリスクは大きく変わります。 最近ではTV番組などでも取り上げられるようになってきましたが、若い時のカルシウム不足は年を重ねてから 大きく健康に関わってきます。基本的にカルシウムを体内に貯蔵できるのは20代までで、30代は体内カルシウムを維持、 40代からは徐々に切り崩しての生命活動維持となります。ですので、若いときに十分なカルシウムを体内に貯蔵していない場合、 カルシウムの切り崩しの年代に入ると徐々にバランスが崩れ、筋肉の異常収縮の1要因となります。 その結果として末梢神経の圧迫が生まれ、場合によっては神経を傷つけてしまうという事もありうるのです。
特に女性ホルモンにも関わってくる問題ですので、若い女性は特に10代20代でのカルシウムの小まめな補給を 心がけて下さい。1日朝晩にコップ1杯の牛乳を飲む等の「生活習慣」にしていくのがコツです。
坐骨神経痛には椎間板ヘルニア等の諸症状がないにも関わらず、 「高齢」などが原因となって発症するものもあります。高齢者の方に特に多いのは腰椎と仙骨間が椎間板の老齢化 で薄くなり狭窄を起こしてしまうケースです(脊柱管狭窄症)。そしてその結果、神経根を絞抱・圧迫する事になり 坐骨神経痛が発症します。ただ、これも若い頃にカルシウムその他の栄養をしっかり取り、丈夫な骨を 育て、適度な運動を継続すれば高齢になった時にも健康でいられる可能性が高くなります。
また、同じく椎間板の老齢化,椎骨の老齢化によって椎骨がずれてしまい、結果的に脊柱管狭窄を起こしています ケースも高齢者には多く見られます(腰椎すべり症,腰椎分離症による脊柱管狭窄症)。 このどちらにしても、「人体の老化」が原因ですので、誰もがいつかは迎えるべき症状です。ですので、 問題を解決することよりも、「どう仲良く付き合っていくか」といった方向性で捉える事が大切になります。
最近、若い世代を中心に増えつつあるのが心因性のタイプです。坐骨神経痛 もまた、心理的な要因から誘発される事があるようです。ストレス・不安を多く抱えることによって 自律神経に支障をきたし、バランスの取れた血流の確保が不十分になってしまうことから 筋肉組織が酸素欠乏をおこし、発痛物質を発生させる事があるようです。
今や心の病は「国民病」予備軍と言っても良い程に深刻な問題となっています。かつては中間管理職に 特有の問題であると考えられていましたが、今では新卒から果ては中学生まで「うつ」の傾向が見られる 人の割合は増える一方です。ですので、この「心の病」が原因となる神経系疾患は今後増えていく可能性が 十分にあるといえます。
ここでは坐骨神経痛を引き起こす可能性の高い疾患を挙げていきます。
この八つの病名が坐骨神経痛を引き起こすものとしては一般的です。では 次にどうして各病例が坐骨神経痛を引き起こすのかを説明していきます。
坐骨神経痛で最も多いと思われる原因がこの「椎間板ヘルニア⇒坐骨神経痛」 の発症です。軟骨あるいは椎間板等が背骨から飛び出し、歪み、結果的に 神経に触れているケースの殆どが「腰痛→椎間板ヘルニア→坐骨神経痛」 らしく、多くの人が「デスクワーク」からの筋肉疲労と硬直が原因のようです。 また、椎間板ヘルニアが完治した、痛みがなくなったからといって安心するのは ご注意下さい。椎間板ヘルニアによって腰椎は弱っています。ですので、椎間板ヘルニア を患う前と同じ負担をかけていたら当然椎間板ヘルニアは再発すると考えてください。 そして、勿論坐骨神経痛も帰ってきます。
ギックリ腰から挫骨神経痛へと繋がるケースも多いです。ギックリ腰は腰椎周辺の筋肉が 炎症を起こし、悲鳴をあげた状態ですが、腰椎周辺の筋肉が機能不全を起こしている間、無理に身体を動かそうとすると お尻周辺の筋肉が腰椎周辺筋肉の負担を請け負って上半身を支えようとします。単純にお尻周辺の筋肉には通常以上の 負荷がかかり、徐々に疲労が蓄積していきます。その結果、お尻周辺の筋肉「大臀筋」「中臀筋」「小臀筋」「梨状筋 」 がコリ固まり、その筋肉の下を走る坐骨神経を圧迫してしまうのです。
主に高齢者に起こる脊椎の「加齢現象」です。脊椎は前半部の「椎体」と後半分の「椎弓」から成り立つ骨組織ですが、 この後ろの「椎弓」が何かしらの理由で分離(多くは疲労骨折)してしまい、ずれてしまいます。その結果、脊髄の通り道 である脊柱管が狭くなってしまい、脊髄神経を圧迫してしまいます。激しい運動を要求されるスポーツ選手等にも見られる 脊椎疾患です。
こちらも「分離症」同様に主に高齢者に起こりやすい脊椎疾患です。脊椎は24対の「椎骨」が連なりあって成立しており、 各「椎骨」の間にはクッション材である「椎間板」が挟み込まれています。ですが、この椎間板は年齢を経ると共に 徐々に水分を失い、弾力性,柔軟性といったクッション材としての機能が失われていくのです。結果、柔軟性を失って しまったがゆえに、椎骨が「ズルッ」とずれたままになってしまう。それが「脊椎すべり症」です。 この症状は主に「椎間板の加齢」が原因になる事が多いですので高齢者の方に多く発症します。
これも主に高齢者の方に起こる脊椎疾患で、脊髄神経の通り道である「脊柱管」が狭くなってしまう現象です。 狭くなってしまった為に、脊柱を走る脊髄神経に接触してしまう確率が高くなり、神経痛が発症します。 この疾患の主な原因は「脊椎すべり症」「脊椎分離症」による椎骨のズレとなります。人体組織の老化が 主な原因ですので、基本的にはいかに「仲良く付き合うか」ですが、痛みが酷い場合には手術による対処も行います。
臀部周辺筋の下を走る「梨状筋」がコリ固まり坐骨神経を圧迫してしまうケースです。若い世代に多く、 ギックリ腰や椎間板ヘルニアなどから併発する挫骨神経痛によく見られます。 梨状筋のコリは主に臀部周辺筋のコリが原因となってしまうのですが、その臀部周辺筋のコリは腰周辺筋の コリ,機能不全が原因となる事が多いのです。つまり「腰周辺筋のコリ,機能不全⇒臀部周辺筋のコリ,機能不全⇒ 梨状筋のコリ⇒坐骨神経の圧迫⇒挫骨神経痛の発症」という流れです。
非常に稀な脊椎疾患ですが、脊椎に「骨腫瘍」が発生する事があります。大体のケースでは主患部として 脊椎に「骨腫瘍」が発生するわけではなく、他の部位で発症していた腫瘍が「転移」してくるようです。 腫瘍による直接の脊髄神経圧迫、または腫瘍によって脊椎組織が脆くなり、その機能性を失うことで 神経圧迫を生んでしまうケースがあるようです。
高齢者の方に多く「加齢によるもの」と納得されて放置するケースが目立ちますが、「原疾患」は他の部位に ある可能性が高いですので、まずは病院で検査をすることが大切です。不安を抑える事よりも、しっかりと原因を 突き止め、納得をするようにしましょう。
脊椎腫瘍が「骨盤内」に現れるケースです。こちらの場合も「転移」による腫瘍の発生が多いですので、 「加齢のせい」と納得する前にしっかりと病院で検査を受けて原因をはっきりとさせてしまいましょう。 それによって見逃されていたもっと重要な疾患について判明することも少なくありません。
坐骨神経痛に限らず、ギックリ腰、 椎間板ヘルニア、リウマチ、 四十肩などは「早期発見・早期治療」が一番効果的です。ですが、現状は 「自分がそんなのになるはずがない」「まだ早すぎる」といったような 「認めたくない」という気持ちが診療を遅らせる大きな原因となっているようです。
腰痛治療ナビスタッフも殆どがそうでしたが、自分が納得のいく「答え(多くは希望的観測)」を 掲載しているインターネットサイトを求めて彷徨う「アンサーショッピング」に陥る事が多いようです。経験者ですので 気持ちは十分にわかるのですが、経験者としては「得るものが無かった」というのも事実です。不安な気持ちは「わからない」 からです。なるべく早く検査を受けて、「そうなのかな、違うのかな」といった宙ブラリンな状態から脱しましょう。
何より大切なのは「事実を知る事」です。仮にそうであれば今後共存の道を探し、 そうでなければ安心です。とにかく、少しでも自分の中で「ひょっとして・・」 といった疑問が生まれた場合はまずは素人判断を避けてまずは診察を受けてください。
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